くろいゴリゴリ再び

寒い夜に、よく現れる。少し向こうで堂々と居座っている。奴の吐き出した黒い煙に取り込まれる。整理をしていた心の内をかき乱される。奴の言っていることも間違ってはいない。心の内で燃える炎のように。黒い煙、燃える炎、揺さぶられる心、黒い気持ち、燃える炎、湧き上がる気持ち、目をつく煙、ざらざらした灰、広がる黒い気持ち、涙、、残る灰に涙は消えてゆく。

おっと弱音を吐いちゃあいけない。

遠き春よ、、

おっと弱音を吐いちゃあいけない。



くろいゴリゴリ

よしもりたけはる

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